江湖村では、新しくもみ殻を薪にする機械、グランドミルを導入しました。
農業廃棄物であるもみ殻を、燃料となる薪に変えるとても画期的な機械です。
もみすり後のもみ殻には、リグニンと言う接着成分が含まれており、加熱することによって接着剤の
役割を果たします。
その性質を活かし、作られたのがもみ殻の薪です。
もみ殻をロータが回転しすり潰し、金属の筒より310℃の熱を加えることで、薪が出来上がります。
出てきた薪は、モミガライトといいます。
まずは、燃料となるもみ殻をパイプを利用して、サイロへ送ります。
使用するもみ殻は、もみすり後の乾燥しているもみ殻が最適です。
上部にあるサイロより、グラインドミルの燃料タンクにもみ殻を投入します。
燃料タンクよりスクリューにより、機械のメインであるもみ殻をすり潰すロータにもみ殻を投入
します。
すり潰されたもみ殻が金属の筒の中で熱を加えることにより固まり、中にあるスクリューが回り
押し出され、モミガライトとなり出てきます。
切断装置により一定の長さにカットされます。
一本のモミガライトを作るに当たり、1㎏のもみ殻が必要で約1/10に圧縮されます。
1時間にグラインドミルの機械で120本のモミガライトを作ることができます。
1本で約40分間炎が出て燃えます。その後、おき火になっても長持ちします。
なんといっても、灰が飛び散らないのが特徴で、バーベキューやビザを焼くのにとても
重宝します。
モミガライトの断面は、筒状になっています。
モミガライトも有機物であるため、燃焼させると二酸化炭素を排出しますが、成長過程の稲の時に
光合成で大気中の二酸化炭素を吸収しているので、二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナス
ゼロになります。
大気中の二酸化炭素量を増加させません。
モミガライトも農業廃棄物から生まれた再生可能な有機性資源、バイオ燃料です。
江湖村も少しづつ雪が融けてきました。
畑のあるビニールハウスの中は、日中の気温が20℃前後まであがるようになりました。
今年は早めに野菜の種まきを行いました。
連結ポットに土を入れ、種を一粒づつ播いていきました。
トマトやキュウリ、ナスなど一通り夏野菜の種を播きました。
新聞と寒冷紗をかけ、ビニールで覆い寒さ対策を行いました。
今年は、早めに苗を植えて早めに野菜の収穫ができるようにしていきたいと思います。
おいしい野菜作りを目指して頑張ります。
早く春が来ないかなぁ~。