7月20日(土)に第2回目のSAVEJAPANプロジェクトを開催致しました。
2回目は、湖のいきもの編で江湖村の目の前に広がる、猪苗代湖鬼沼で
地引網体験を行い、湖に生息する生き物の調査、観察を行いました。
当日は、雨の中でしたが、57名の参加者の皆様にお集まり頂きました。
NPO法人江湖村の理事長の挨拶があり、本プロジェクトの協賛であります損害保険
ジャパン日本興亜株式会社福島支店の倉本様より挨拶を頂きました。
雨の中でしたが、カッパや傘を差しながら、屋外でイベントを行いました。
今回の講師も郡山市湖南町で活動を行っております、ホールアース自然楽校の
伊藤航さんにお願いいたしました。
地引網体験を行う前に、猪苗代湖にはどんな生き物が生息しているのかを
写真を用いて、クイズ形式でわかりやすく学習しました。
どの魚がどこから来たのかを、「もともと今の場所に生息していた魚、」、
「日本の別の場所から今の場所に移動してきた魚」、「外国から来た魚」、の3種類に
分けて区別していきました。
猪苗代湖には、フナやウグイ、タナゴ、ブラックバスなどさまざまな生き物が
生息していることを学んだあと、実際に生息しているのかを猪苗代湖に移動して
確認しました。
移動前に参加者の皆さんで記念撮影を行いました。
道路沿いを歩き、地引網を行う場所へ移動しました。
今年は、猪苗代湖の水かさが多く、網を引く場所がなかったので心配していましたが、
イベント前には水かさがだいぶ減っていたので網を引く場所を確保できました。
現地では、講師の伊藤さんより注意事項や地引網の説明がありました。
事前に網をしかけておいたので、皆さんにロープを握って頂き、「よいしょ」の掛け声で
みんなで網をひいてもらいました。
網をたぐりよせると、ブラックバス1匹とブルーギル1匹が網にかかっていました。
どちらも外来魚です。
ブラックバスもブルーギルも外国から来た生き物です。
猪苗代湖にブラックバスが増えると、ざまざまな問題が発生します。
①もともと住んでいた生き物が減ってしまいます。(肉食のため)
②近い仲間どうしで交雑し、新しい雑種が出来てしまいます。
一概にブラックバスが「悪者」と思われがちですが、実際は、そうでしょうか?
もともとは、人間が外国からもってきた生き物です。
実は、ブラックバスも生きるのに必死です。
私たちにできることは、外来種について知り、生き物を飼うときは最後まで
責任をもってお家で飼うことです。
ぜったい、外には逃がさないように注意しましょう。
生き物の観察をおこなうため、他にも網をしかけました。
別の網には、タナゴやフナ、ナマズがかかっていました。
子どもたちにも網から外すのを手伝ってもらい、観察するために水槽へ移しました。
水槽の魚を皆さんに観察、スケッチしてもらいました。
スケッチした絵をファイルにはさみ、最後は図鑑にしました。
子どもたちは、魚を取るのに夢中でした。
観察が終了し、外来魚以外の生きてる魚は、猪苗代湖に戻してあげました。
最後に、自分たちが自然環境の為に身近にできることは何かを話し合い、
小雨の降る中でしたが、いきもの探し探検隊の第2回目を終了いたしました。
仮設の屋根をかけ、参加者の皆さんで昼食をいただきました。
夏野菜を使ったメニューでした。
次回は、8月24日(土)に第3回目を開催いたします。
山のいきもの編で、山を歩きどんな植物があるか、どんな生き物が生息しているかを
学びます。
皆様のご参加お待ちしております。